DOEK OXFORD (Ecru) - DOEK SHOE INDUSTRIES

スニーカーの歴史をたどると、その原型はテニスシューズにあるといいます。100年以上前からほとんど変わっていないその完成したデザインに、まず敬意を払わずにはいられません。
「DOEK OXFORD」は内羽根式のテニスシューズのデザインを踏襲、特定の主張となるようなものを無くし、素材とそれらを最大限生かすことだけを考えました。主に使用するキャンバスには、久留米絣の織機で織った目の粗いものを。生成りは染めていないため、生地が痩せることなく生地本来の風合いを存分に味わえます。フットベッドには、天然の通気性を持った素材であるコルクを採用しました。丹誠な手仕事によるヴァルカナイズ製法は、美しさ、履きやすさ、耐久性において、いまの暮しに必要十分な日用品を生み出します。

「ヴァルカナイズ製法(加硫製法)」
国内でもごく僅かの工場しか生産することの出来ない、この製法の最大の特徴は、最終工程で加硫缶と呼ばれる“窯”に入れる(ゴムの中に配合した硫黄を化学反応させる)という点です。この製法から生み出される靴には、ソールがしなやかで柔らかい、丈夫で壊れにくい、美しいシルエットを保てるといった良さがあります。そして何より、熟練の手仕事でしか生み出せない、精巧で美しい“作りの良さ”が魅力です。


■Brand : DOEK SHOE INDUSTRIES

■Color : Ecru

■Size : 22.0 - 28.0cm(ハーフサイズなし)


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DOEK SHOE INDUSTRIES
DOEK は久留米に140年続く履物メーカーでスニーカーを作っています。「 DOEK (ドゥック) 」という名前は、日本語の「ズック」の語源となったオランダ語。元々は「織物」という意味があります。同じく久留米に200年前から根付く織物に「久留米絣」があります。私たちはこれまでもこの久留米絣を使った商品を作ってきました。そんな私たちがスニーカーを作るときの考えは至ってシンプルです。 “魅力的な生地を作り、またはそれを探し良質なスニーカーを作る”。
連綿と続く産業を織物の「経糸(たていと)」とするならば、私たちに唯一出来ることは、日々「緯糸(よこいと)」を織ることではないでしょうか。本質から逸れたものに惑わされることなく、丁寧にものを作り、伝え、使う。こうして関わる全ての人々の暮らしが活きていく。私たちはその風景の中にこそ、健康的な美しさがあると思っています。

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