柳本浩市 ARCHIVIST

「アーキヴィスト(Archivist)」という言葉を手がかりに、柳本浩市氏(1969-2016)の活動や思想を踏まえ組み立てられた本展をもとに、柳本浩市展実行委員会では、その活動を改めて見つめなおし、記録集を構成しました。 今回の記録集出版にあたり、2017年の展覧会時の会場写真に加え、あらたに収集物の撮影を行い、アーキヴィストとして柳本氏自ら作成し残した主要なファイルから一部を集録しています。 また、生前、柳本氏と親交のあった方々による寄稿文や氏のレクチャー「アーカイブ個人編集論」なども集録。柳本氏のアーキヴィストとしての収集・整理・編集などの活動が改めて一望できる一冊となっています。


■Material : Paper

■Size : W188mm×H232mm×D25mm / 256ページ


著者:柳本浩市展実行委員会 柳本浩市
発行:柳本浩市展実行委員会


柳本浩市 プロフィール
1969年山梨県生まれ。幼少のころ、植草甚一に影響を受けてジャズと古本に目覚め、小学1年生からアメリカ文化に没入し、古着や家具などの収集を開始。ただ収集するだけでなく収集物を独 自の視点で再編集し社会背景と照らし合わせて再定義した。マーケティング、セールス・プロモーションなどに関わる会社員時代を経て、2002年にGlyph.を起業。自社の商品開発や出版事業からスタートし、後にKDDIのリテールサービス事業や代官山蔦屋書店のアドバイザーなど大手企業の商品開発やブランド戦略アドバイザー、行政の地方創生事業などのプロジェクト・マネジメントに携わる。並行して多くの雑誌の特集監修や執筆なども行った。また飲み会「リアル中西」を主宰し、SNS時代における人的ネットワークの構築を実践した。著書に、社会とデザインの関係性を考察した『DESIGN=SOCIAL』(ワークス・コーポレー ション)、新しいメディアの創出を提案した『共創がメディアを変える』(中村堂)などがある。

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